移動火葬車と固定火葬炉
東広島のペット火葬、逢の杜ペット霊園です。
逢の杜ペット霊園では据置型の固定火葬炉を中心に利用し、お客様のご希望に応じて移動火葬も利用するバランスで運営しております。
昨今は固定火葬炉を持つ業者は少なく、相対的に移動火葬車の多さが目立ちます。
よってペット火葬=移動火葬と捉えられている方が一定数いらっしゃるようです。(固定火葬炉の存在をご存知ない)
そこで固定火葬、移動火葬、どちらも運用する弊社の目線で今回は少し解説を試みたいと思います。
Contents
固定火葬炉の特徴
固定火葬炉は、自治体の指導要綱に準じて許認可を受け設置されるものです。防災の観点や、近隣同意など所在地周辺への影響を鑑みて、適切な処置を施された場合にのみ運用できるものとなります。
荼毘にふすための場所として最適化されているため、日常のノイズがなく落ち着いてお見送りや火葬に集中できます。
移動火葬車の特徴
火葬設備を車両に取り付け、出張先での火葬を可能にする設備です。固定火葬炉と比較してみたとき、こちらはほとんどの自治体で許認可や申請の法整備が整っておりません。それゆえに移動火葬の運用については節度や良識が求められるものといえます。(無許可無申請の場所での火葬、走行しながらの火葬、近隣同意のない場所での拠点利用など)移動火葬の運用に対する条例が策定された自治体の例もありますので、いずれ将来にはここ東広島市も含めてそういった条例、指導要綱ができてくるかもしれません。
メリット
固定火葬炉
・周りを気にすることなく火葬に集中できる
・大型犬~も対応できる
・天候などの外乱に影響されにくい
移動火葬車
・条件が整えば、希望の場所でペット火葬サービスを受けられる
デメリット
固定火葬炉
・その場所まで行く必要がある
移動火葬車
・大型犬~は対応不可な場合がある(火葬炉設備のサイズにより)
・どこででも火葬できるわけではない(車両の設置環境が整っている必要がある)
・利用者様の管理地での火葬が難しい場合は、遺体を火葬炉に設置したのちにどこか人目に付きづらい場所へ移動して火葬される場合がある(無許可無申請の場所)
・サービス提供業者拠点での火葬においても、移動火葬車の場合は近隣同意などは取得されていない場合がある
・天候、季節などの影響を受けやすい
どちらの利用が自分に合っているか
固定火葬炉が合う方
・冠婚葬祭を大切に考えている方
・落ち着いた環境で火葬、お骨上げをしたい方
・大型犬~を火葬したい方
移動火葬車が合う方
・利便性を重要視する方
・住み慣れた自宅からペットを見送りたい方(車両設置に条件あり)
補足
固定火葬炉も移動火葬も同様ですが、どんなときも絶対に煙がでないということは残念ながらありません。
お供えものの分量や素材によっても黒煙は多少でますし、
ご遺体の大きさや体格によっても、ある程度の煙が免れ得ない状況はございます。
※必ず煙が出るということではありません。特定の状況下においては、ということです。
よって、受付時にはペットさんの体格やお供えものなどについてお施主様と諸々相談させていただいた上で火葬に移るという手順が重要となります。
また逢の杜ペット霊園としての移動火葬運用は、次のような方向性で行われております。
・地権者の許可を得ない場所や公共の土地、道路では行わない
・走行しながらの火葬は行わない
・自社管理地を拠点として定期的、定量的に同じ場所での火葬を行う場合には、固定火葬炉と同様に指導要綱に準じた運用とすること
お施主様にとっては固定火葬炉、移動火葬車とどちらにもメリットデメリットがありますが、それを加味しながらご希望に合わせてお選びいただけます。
大切な家族のお見送りのために。
ご不明点やご相談はお気軽にフリーコールへご質問くださいませ。
逢の杜ペット霊園